タフベースは、原則基礎の外側のみに手を加えます。
タフベースは、基礎の立上り側面に、②鉄筋を添わせて④モルタル※で覆います。増し打ちする厚みはたった「5cm」で済みます! 従って、見た目もあまり変わりません。
※モルタルとは、 砂(細骨材)とセメントと水とを練り混ぜて作る建築材料です。 本工法に採用しているモルタルは専用調合を施している専用モルタルです。
建坪20坪位の建物で、補強総長さ約40メートルの基礎を施工する場合には6日程度※の短工期で施工可能です。
※場合によってはもう少しかかる可能性があります。
原則基礎の外側のみ手を加えますので、暮らしながら工事が可能※です。
※上部構造(壁や屋根等)と同時に工事する場合は引越が必要になる場合もあります。
耐震改修工事で外壁を張り替えるか、既存の外壁によって納まりは異なります。既存の外壁を張り替えるのであれば水切り板金の新設をお勧めいたします。外壁の塗り替え等、外壁の張り替えを行わない場合はタフベース最終工程での左官仕上げや専用基礎幅木塗装材を施工する方法があります。
タフベースをご注文頂くと、ランナー、全ねじ、ナット、接着剤、ユニット鉄筋、ラス、プライマー、モルタルの材料はセットで納品されます。必要になるものは施工するための道具(左官コテ、ハンマー等)が必要になります。※接着剤を注入するための専用ガンは初回施工の際に材料と一緒に購入いただく必要があります。
既存の基礎強度にも適用範囲を設けております。補強計画前に既存基礎の強度も調べておく必要があります。(過去の確認申請書類やシュミットハンマーによる試験)タフベースでは既存基礎の強度として13.5N/mm2以上を適用範囲としております。その他、全ねじ用に穿孔した時に割れてしまう危険がある際は補強工法ではなく基礎全体のやり直しが必要と考えられます。
法律的には昭和56年以前の建物では現行の建築基準法に添わないケースが多々ありタフベースでは耐震改修促進法に沿って開発を行っております。また品質面では鉄筋までのかぶり厚さが約25mmとなっておりますが、中性化促進試験を実施しておりモルタルの中性化は40年相当でたった約5mm程度しか中性化しないモルタルを使用しております。
タフベースを採用いただきご注文を頂く前に必ず講習会に参加いただくことが必要となります。(受講された方には認定証を発行しております)講習会は定期的に行っておりますので日時・参加費等はお問合せください。また初回施工時には三栄商事より現場説明も行っております。ご希望の日程が予約できない場合もありますがお問い合わせお願いします。
三栄商事では補強設計は行っておりません。当社では補強設計が可能な設計事務所のご紹介をすることができます。現地調査をしていただいたもの(※別紙資料)をもとに割付けを行います。
対応は可能ですがひび割れ(クラック)は事前にエポキシ注入にて補修していただく必要があります。ひび割れが沈下による場合は地盤の補強や補強工法ではなく基礎全体のやり直しが必要と考えられます。
ランナー、全ねじ、ナット、接着剤、ユニット鉄筋、ラス、プライマー、モルタルの材料は全て専用商品となっている為、市販の材料を使用することはできません。