建防協診断と補強法 適用範囲に示す既存建築物
(ただし伝統的構法を除く)
3階以下・軒高9m以下・高さ13m以下、
延べ床面積500m²以下
1)下記の要件を満たす布基礎またはべた基礎の立上り部とする
2)不同沈下が認められない「健全な地盤」また「悪い地盤」とする要件を満たさない場合、地盤改良などと併用して施工してもよい。
3)ひび割れが有る場合 、ひび割れの原因を推定し、 補修などを行ってから本工法を適用する。
※計算により補強効果を確認する必要がある
※玉石、石積、ブロック基礎は本工法の対象外となります。
レベル:2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法(一般財団法人 日本建築防災協会 発行)
1)補強範囲は、建物の外周すべてに施工することをまず最初に計画してください
2)止むを得ず部分的に施工する場合は上部構造の耐震要素の端部から適切な補強範囲を必ず確保してください
3)必要に応じて、建物内部の基礎も対象にできます
4)以下の範囲は、補強範囲から除外してください
・玄関や水周り、車庫など、基礎立上りせいが350mm未満になる範囲
ただし、換気用の開口部などの位置において立上りせいが200mm以上で、計算により補強効果を確認できる場合は、補強対象とできます
・片土圧や滑動の恐れがある基礎